映画『タンゴ・リブレ 君を想う』9月28日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国ロードショー公開されます。
世界的カリスマタンゴダンサーの“チチョ”フルンボリがダンス指導&出演のタンゴ映画。
《第69回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門審査員特別賞受賞》
《第28回ワルシャワ国際映画祭グランプリ受賞》
<あらすじ>
刑務所で看守をしているJC(フランソワ・ダミアン)の私生活は平穏で几帳面。趣味は、タンゴ教室で踊ることくらい。ある日、教室にアリス(アンヌ・パウリスヴィック)という30代の女性がきて、一緒に踊ることになる。彼女は、15歳の息子の母親だったが、華やいだ雰囲気があった。
翌日、JCは刑務所に面会にきたアリスを見つける。彼女の面会相手は2人いて、1人は夫のフェルナン(セルジ・ロペス)で、もう1人は愛人のドミニク(ジャン・アムネッケル)。2人の男は事件の共犯者だった。平凡な人生を過ごしていたJCにとって、欲望と自分のルールで生きているアリスは魅力的で、徐々に彼女に惹かれていく。
ある日、看守であるJCとアリスが知り合いということが夫フェルナンにバレてしまい、フェルナンは激しく嫉妬する。そして、フェルナンは、JCとアリスを結びつけている<タンゴ>を自ら覚えようと、刑務所にいるアルゼンチン人(チチョ・フルンボリ)をみつけ、教えを請うことにする。初めは、男だけでタンゴを踊ることに、冷ややかな視線を向けていた刑務所の仲間たちも、徐々にタンゴに夢中になっていく。
刑務所の看守は、受刑者の家族とつきあってはいけない決まりがあったが、ある出来事で落ち込んでいるアリスをみて、JCは、大胆な行動に移る。