第4章ではイグナシオ・コルシーニという歌手が取り上げられています。以下、本書より引用。

 ガルデルの時代に、ブエノスアイレスでいちばん人気のあった歌手は、おそらくイグナシオ・コルシーニである。

コルシーニの歌うスタイルはよりフォルクローレに近く、それも大草原の抒情歌に深く根ざしていた。<中略>どちらかといえば細い、きれいな高い声をもっていた。タンゴを歌うときも、伝統的な、センチメンタルに甘美な節まわしをもち、民衆的な古い美意識と、新しくできた表現タンゴの橋わたしとなった。

大ヒットした『パトテロ・センティメンタル』は劇中歌。大衆演劇の舞台が流行曲を生む独占的メディアであったとのこと。

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