配信テストを兼ねて、もう一本更新。
次に紹介する歌手はアグスティン・マガルディ。やはり第4章から。以下、本書よりの引用です。
マガルディはテノールの朗々たる声だったから、クージョ地方のスタイルにはぴったりだった。<中略>性格的にも、あまりポルテーニョっぽい曲はとりあげなかったけれど、泣きを入れたタンゴには、ガルデルやコルシーニとちがう味があった。
メロディックなタンゴ歌手であった。涙ながらに綿綿と歌い、『囚人14号』とか『放浪者』とか、自作の物語り歌に独特の境地を作った。
『囚人14号』 これはなるほど物悲しい曲です。日本人の琴線にも触れそうな。
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